挫折や失敗、試練の乗り越え方〜先人の智慧から学ぶ
ごきげんよう、渡辺貴子です。
長女が拒食症になる以前のお話し。
小学3年の頃。
国語のテストの返却日。
「ママー!テスト98点だったー!」
「どれどれ、見せてごらん。あら、この漢字、書き方が変だわね」
「・・・」
行動には必ず結果がともなう
私たちは日々の行動には必ず結果があります。
そして、その結果には(快)(不快)というものがあります。
ご飯を食べれば、お腹が一杯になります。
あー美味しかったとなれば(快)ですが
あー食べ過ぎちゃったとなれば(不快)です。
朝目が覚めて、時計を見た時
あーよく眠れたとなれば(快)ですが
あー寝過ぎちゃったとなれば(不快)です。
資格試験の勉強をしていて
今日もよく頑張った、上出来となれば(快)ですが
もっと効率良くできるはずなのにとなれば(不快)です。
みなさんは、どちらのパターンをお持ちですか?
私はかつて、欠けているところ、足りないところに目を向けがちでした。
100のうち80できていても、欠けている20を見ます。
そして、不快になります。
この不快をどうにかするために、工夫し行動します。
でも、次のチャレンジでも満点はとれません。
そうするとまた、欠けているところを見ます。
そもそも、私を含め、こういうタイプの人にとって
満点は存在しません。
周りが大丈夫100点だよ!と言ってくれたとしても
「こんなので100点?」
「いいえ、私は120点じゃなければ満足できないんです」
そう、永遠にOKが出せないのです。
だから、永遠に頑張り続けます。
▶︎「変わりたくても変われない」頑張るほどに苦しくなる、自分責めの無限ループ
いつかは、OKがだせるのでしょうか?
足りないところを見てしまう
人は、欠けたところを見ます。
できているところ、素敵なところがたくさんあるのに、
不足や欠けているところを見てしまうのです。
不足を埋めたら、完璧になると信じて…。
でも、どんなに頑張っても完璧になんてなれないのよ…。
私たちは人生ビギナーなので、完璧になんてできない…。
私たちは日々、「しょうがない」の連続を生きているの。
「しょうがない」の連続を生きることが、
人生の醍醐味なんだよ。
師匠にそう教えてもらった時、
そう、思えたら最強だなと思った。
そんな自分、私は、愛おしくなります。
そのためにはどうすればよいか?
その1:できているところは何?
できているところ
素敵なところ
良いところ
あるもの
それらを見る目を養おう。
100のうち80アカンかったとしても
まず最初に20の良きものに目を向ける。
その20を言語化する。
その20、なぜ上手くできたのかを深掘りする。
その20、もっと良くするためにどう工夫したら良いかな?と考える。
工夫してチャレンジしてみる。
結果の良い面にフォーカスをあてる。
快による善循環をおこす。
不快を減らしたり避けるために行動する以上に、
心の快を基準に行動を工夫したり増やしていくのです。
良いところ、素敵なところにたくさん目を向けるので、心は自然と快になります。
良かったところを深掘りしていくので、自信にもなります。
そうして、初めて、アカンと思っている80に目を向けるのです。
その2:失敗からの学びや発見は何かな?
コツは、学びを発見するイメージ。
この80の中にある学びって何だろう?
この80が私に教えてくれていることは、何だろう?
80から学びや教えを発見できたら、もうそれは失敗ではなくなります。
もっと良くなるための、宝の山になります。
これが、経験を智慧にする方法です。
その3:「あるべき姿」はなんだろう
・できているところに目をむけて
・失敗から学び、智慧に変え
・あるべき姿を描きます
たくさんの学びを経験し
10年後20年後
愛する子どもたちに
どんなお母さんだったって言われたいですか?
どんな、お母さんだったと子どもたちから憶えられたいか?
これを、描くんです。
コツは、愛情溢れる笑顔でいっぱいのシーンを描くことです。
拒食症が治ったころ、長女が教えてくれました。
「あの時、98点だったのはクラスで一人だけだったんだよー。なのに、ママ、あの時なんて言ったと思う?『あれ?この漢字カッコ悪いね。クセ字は直した方がいいねー』だって。もう、嬉しかった気持ちがフッ飛んでっちゃって、悲しくなっちゃったよ。」
私はすっかり忘れてい出来事。
でも、幼い娘の心は傷ついていたのでした。
「教えてくれてありがとうね。ママに見せて、ママに喜んで欲しかったんだよね。ママはどれだけそうやってあなたのことを傷つけてきたのかな。悪かったね。ほんとに申し訳なかった。教えてくれてありがとうね。」
笑顔で伝え合える今に、感謝です。
先人の知恵。
世の中の成功者と言われている方々。
そういったものから、お伝えさせていただきました。
私も日々、実践です!
日常が学びの場です。
だって「しょうがない」の連続だもの…^^