良いとこ見つけ、良いこと見つけ | 『公認心理師』渡辺貴子トレーナー

良いとこ見つけ、良いこと見つけ

ごきげんよう、渡辺貴子です。

さて、今日という日のここまで。

どんなよいことがありました?

どんなよいとこが見つけられました?

例えば、

うぐいすが鳴いているー。

なんか、おだやかだなあー。

自然を感じるなー。

ホッとするなー。

本屋さんでたまたま手にとった本が

めちゃめちゃオモシロい!

ああ、コーヒーが美味しい。

とかね。

子どものフッと緩んだ瞬間の

笑顔の愛しさに気づく。

子どもがと「おはよう」って挨拶が交わせたな、とか。

なんでもいいのです。

もしよかったら、今からでも今日あった良いこと、

いま目の前にある素敵な事象を探してみてください。

とにかく、素敵なこと素敵なところを探すトレーニングをおすすめします。

なぜ、そんなことをするのか?

私たち人間はほっといたら

気になるところ(ネガティブなところ)ばかりに目を向けてしまう生き物なのです。

太古の昔より私たち生きとし生けるものに備わっている生存本能なので、これはしかたなのない習性です。

そうやって、我々のご先祖さまたちは外敵や危機にいち早く反応することで命を繋いできてくれたのです。

だから本来、感謝すべき生存本能。

その習性に「ありがとう」って言えれば

なんの問題もないんだけれど、私たちは、悩みます。

ネガティブをわざわざ見つけては、悩むのです。

わざわざ探し出して、責めるのです。落ち込むのです。

でも、これは、私たちが悪いんじゃないんです。

習性だから^ ^

まず、そこ、安心してください。

いいのです。それで。そうやって慎重に生きてこれたのだから。

とはいえ、なんだかそれでは上手くいかなくなってきたのです。

子どもたちが、拒食症や不登校などになって、

これまでのやり方、生き方ではどうやら苦しくて上手くいかなくなってきた…。

だって、この気になるところ。

たくさん見つかりませんか?

子どもたちの様子、態度。

パートナーの態度。

自分自身の状態。

学校や周りの人たち、自分の両親や義両親。

良いところ以上に、気になるところなら山ほどあげられるんじゃないかなあ。

わたしは、そうでした。

際限なくあげられた。

そして、気になるところを深掘りしては、

過去を否定したり、責めたり、

未来を悲観しては、落ち込んだり、挙句将来が不安でしかなくなる…。

また、逆も然り。

将来が不安になると、こんどは

その不安材料をいっぱい探しだす。

探すから、そりゃ見つかるわけです。

そして更に不安になる。。。

幸せになれない証拠集めを

一所懸命にやっちゃう。

そして証拠をいっぱい並べて

ほらね、ほらね、やっぱりね。

だからヤバいでしょ。

ね、もうどうしたらいいの。。。って。

まるで無間地獄のよう…

これすべて、無自覚にしていることです。

悪いところがゴロゴロとあるように

そんな悲しい錯覚をしてしまう。

本当は、素敵なところがたくさんあるのに、

気になるところが飛び込んでくる。

気になるものしか見えなくなっちゃう。

気になるところ、悪いところに目を向けて

気持ちが「快」になって笑顔になるならいいのだけれど

たぶんそれじゃ

「快」にはならないし、笑顔にもなれない。

そこを深掘りして、ハッピーになれるならいいのだけれど

そうはならないことを、もうすでに

あなたは気づいているのではないでしょうか。

だったら…

どうせ同じ生きている時間なら

良いところに目を向けてみてもいいと思うんです。

「お願い私の心さん!教えて!今日の素敵なことってなんだった?」

「お願い私の心さん!娘の息子の素敵なところって何?」

人は問いを立てれば答えを探します。

だから、いいところを見つける問いを立ててみてください。

慣れてないから、問いを立てないと探せません。

続けてたらクセになります。

そしたら、とってもハッピーになりますよ。

信じられないことかもしれないけど

素敵なことだらけだから。

こんなことで?

こんなことしかないのにやる意味あるの?

そう思うかもしれない。

けれど、それこそが、幸せなんだと気づきます。

子どもにも

自分自身にも

自然にも

何気ない日常にも

素敵なところがたくさんあることに気づきます。

素敵なことを感じながら

悲しい顔、難しい顔はできません。

心を膨らますのはいつだって

「快」の感情だから。

そんなトレーニング、おすすめです。