長女の拒食症克服記録♯13次女の夏休み
夏休みをどう過ごすか。
長女が拒食症になっての長期休暇。
少しでも家族が快適に過ごすにはどうしたらいいだろう。
日常生活のあらゆるシーンが規則化されていくなかで、夏休みというベッタリと家族が過ごす時間をどうクリアしていこうか、それが悩みの種になりました。
そこで考えたのが、次女のお泊まり計画。
仲良しの友だちのところへお泊まり(10日)
おばあちゃんのお家へお泊まり(20日)
この2本立て。
事情を知った友人が提案してくれたご好意に甘えさせてもらいました。
次女に聞いたら、
「〇〇ちゃん家?10日も行っていいの??行きたい行きたい!」
母子ともに大親友のお宅だったので、安心して預けることができました。
3人兄妹のなかにいれてもらって、海、プール、川、花火、スイカ、家でBBQの写真が送られてくるたびに、今の自分たちでは到底してあげれない楽しい時間を味合わせてくださって、いまも感謝でいっぱいです。
また、ドライブインでソフトクリームを頬張っている写真を見たときには、親として、こんなことすらしてあげれないことに情けなさと、次女への申し訳なさでいっぱいになりました。
楽しく10日過ごした後は、私の実家へ新幹線でGO。
一人旅です。
これまではお姉ちゃんと毎年ひと月近く滞在していたおばあちゃんのお家に、こんどは次女一人で。
これもまた、楽しい時間だったようです。
「おばあちゃんのお家での最後の数日はすごく複雑な気持ちだった」
そう、次女は教えてくれました。
帰れば地獄が待っている。
でも、ママにすごく会いたい。
でも、帰りたくない。
帰ったら、なにもかもが元に戻っていたらいいのに。
その頃の次女にとっての日常は、こんな感じでした↓
夏休み。
私は、次女の寂しさや虚しさを埋めることを人に頼ることでしのぎ、長女に集中することを選びました。
当時を振り返っても、やり方はいろいろあったと思います。
家族で乗り越えるべきだった?
次女は本当は寂しかったんじゃない?
人に預けるべきではなかった?
もっと、すべてにおいていい方法があったかもしれない?
それでも、いつも思うのは
その時その時で精一杯の選択をして
その時にできる最善の決断をしてきたんだと
自分自身の過去の選択を認めることだと思うのです。
何が正解かなんて、わからない。
ママとともに過ごせない
次女にとっては、本当に寂しい思いをした夏休みだったかもしれない。
そしてその反面、
大好きな人たちと楽しい時間をたくさん過ごせた夏休みだったとも思うのです。
親以外の、次女に向けられたたくさんの優しさや愛と過ごせた時間になったとも思うのです。
そして、私自身も周りの助けを求め、好意をありがたく受け取ることができた。
長女とガッツリ丁寧に向き合い寄り添うこと、
そして、次女を預けたことで
自分自身が休む時間を少し得ることもできた。
目を向ける先は、さまざまです。
その時その時、真剣に探し選んだこと。
のちに、それを後悔にするのも学びにするのも自分次第。
すべては学びとなることしか起きない。
だから、
大切なひとたちが笑顔になるために何を選んでいくのか。
それさえしっかりと心に留めていれば、どんな選択も未来に繋がる。
そう、思います。