【拒食症・不登校克服】頑張っているお母さんへ
子どもを愛するあなたへ
毎日子どものことでいっぱいいっぱいで
何をどうしたらいいのか試行錯誤の毎日で
あれこれ試してみても
上手くいかないことだらけで
それでも朝はやってきて
愛しい我が子の笑顔を
いつから見てないだろう。
いつから笑い声を聞いてないだろう。
いつのまにか罵声に変わり
暴れるようになり
泣き叫ぶ声に変わり
言葉をかわすこともなくなっちゃった。
それでも毎日毎日
どうしたらいいんだろうって
一所懸命に考えて
そしてまた、地雷を踏む。
可愛かった子どもは今はまるで爆弾のようで
話しかけるのも怖くなってきちゃった。
泣き叫ぶ声を聞きながら
泣きたいのはこっちだよ
そう思うことがたくさんある。
泣きたくても泣く場所すらない。
もうイヤだ!
逃げ出したくなる日だってある。
だけど、私が頑張るしかないんだよ
そう思って、今日も頑張る。
またこの子が幸せに笑う日が来るんだろうか。
この子が元気になる日が来るんだろうか。
希望に胸をふくらませて、
生き生きと
人生を自分で立ち歩く日が来るんだろうか。
喜びを感じる日がくるんだろうか。
私は苦しんでいる子どもを助けることができるんだろうか。
この子が笑顔になるために、私にできることってなんだろうか。
頑張っているお母さんへ
たとえ今、上手くいってないとしても、そんな毎日を頑張っているご自身をどうかねぎらってさしあげください。
頑張り屋さんは、自分をねぎらうことが苦手です。
そもそも、頑張ることが当たり前だと思ってらっしゃいます。
ましてや子どもの状態を頑張りの成果と捉えている場合、とても自分自身をねぎらう気なんて起きないのです。
そんな時、怖れや悲しみ、怒りがご自身の中にあることに気づき、どうぞそんな感情を丁寧にお世話してあげてほしいのです。
優しく、赤ちゃんをお世話するイメージで。
心の奥底に普段はしまいこんでいる、そんなご自身の感情をゆっくりと手当てしてあげてください。
優しく面倒を見てさしあげてください。
「ずっと、そこにいたんだね。今まで気づかなくてごめんね」
できているか否かにフォーカスすると、ご自身を責めたりお子さんを責めたりしてしまいます。
今、あなたにもお子さんにも必要なのは、思いやりと慈しみの愛です。
今この瞬間の連続を、精一杯に生きているご自身にどうかねぎらいを。
小学校6年生で拒食症を発症した長女は1年で治り、社会人2年目になりました。
小学校3年生の五月雨登校から不登校に移行した次女は、5年生の秋に復学し、今は大学3年生です。
娘たちに関わる中で、コーチングを3か所で学び、カウンセリングを学び、親業を学び、NLPを学びました。
心理の学びコミュニケーションの学びはブラッシュアップはこれからも続きます。
気がつけば、カウンセラー、コーチ、講師、トレーナー、スタッフ、公認心理師として、多くのかたの人生の瞬間瞬間をともに学び合わせていただけるようになりました。
心やコミュニケーションに関わる学びやお仕事は、とっても楽しいものです。
かつて、怖れや不安、怒りや悲しみの中にいて、孤独の中で子どもたちと向き合ってた自分がいます。
そして、出会によって癒やされ気づき実践して今があります。
なかには、傷ついた出会いもありました。
心を学び、自分自身と深く向き合い、癒し、自身の過去を学びに変えていくこと。
あぁ、すべては今のためにあったんだ…
必要とされているかた方のお役に立ちたいと、心から願っています。
それが、わたしの命の使い方だからです。
これまでの体験をもう一度やれと言われれば、遠慮したい。
けれど、これらの体験が私たち親子の人生を彩り豊かにしてくれたのもまた事実。
これがあったから娘たちは今、自身の人生を自分の足でたち、生き生きと生きている。
私もまた、自分自身を初めて生きているのを感じています。
人生が楽しいのです。
それは、この出来事があったから。
いまは苦しくとも、必ずそんな日がやってきます。
だから
苦しいときには、どうか苦しいと。
信頼できる人に助けを求めてほしい。
あなたは一人じゃない。
もしかしたら、ひとりぼっちだと思っているかもしれないけれど、
あなたの力になりたいと思っている人は必ずいます。
私も、その一人です。
お子様を支えていらっしゃるあなたに
愛と幸せが満ち溢れますように
渡辺貴子